基本情報

データコード00003-600
親部門住宅の新築部門
構造種別RC造(その他)
供給エリア 九州・沖縄
提案No.1
子部門共同住宅部門
採択年度・回2009年/1回
採択提案名300年住宅プロジェクトB
提案者名300年住宅コンソーシアム
提案者区分グループ

提案の概要

福永博建築研究所が提唱してきた「300年住宅」のコンセプトや技術を中心として、その内容に共感・賛同いただいた企業と「300年住宅コンソーシアム」を組成し、マンションに永く住むために重要な3つの点を様々な技術開発により実現しました。
一つ目は、「パブリックの設備配管を50年毎に更新すること」です。共用配管の取替が住みながらでも容易に出来るように、配管を住戸の外に出した「外配管」方式にします。一般的には鉄筋コンクリートの構造躯体よりも先に配管が寿命に達します。寿命に達した配管の取替ができれば、さらに永くマンションを使い続けられます。多くのマンションの共用排水管は、住戸内を上下階を貫いて設置されている「内配管」方式がほとんどです。その場合、住民の合意を取り、室内の壁や床を壊す工事の実現は非常に困難です。
 二つ目は、「足場を架ける大規模修繕は50年毎に行う」ことに決めます。そのために、「レンガの腰壁」を使います。マンションの長手面は大規模修繕で足場を架ける際には全体のなかで大きな面積を占めます。この面をメンテナンスフリーにすることは修繕費用の節約になります。レンガは自然素材であり、腰壁の仕上げが吹き付け塗装やタイルの場合と比べて補修しなくても経年変化が“味”として美観を形成します。また、「屋上防水を二重」にすることで漏水の心配をせずに取替の期間を50年に延ばします。間には通水と通気のための中空層を断熱材で挟みます。下の防水層は日射の紫外線と雨風にさらされることがないので劣化を免れ100年間の防水効果を目標にしています。将来必要となる取替費用を見積もり、積立金内で収まるように予め計画することで、安心して住み続けることが出来ます。
 三つ目には、「300年における自由性を高めること」です。これまで動かなかったバルコニー側の窓や小壁を間取りに合わせて自由に変更できるように、開口部の全面を柱から柱まで一体の「全面サッシュ」でつくりました。これにより、間取りの自由性はさらに拡大します。組み替えるだけなので小壁のはつり工事も発生しません。
方立ての代わりにサッシュ枠に組み込まれたレール上を動くことの出来るアルミパネルを中に挟み「トリプルカベ」をつくります。室外部はサイディング板に給湯器・エアコンの室外機・スロップシンクを設置し小壁の代わりとします。

提案者のホームページ(全体)

実績例

販売は、同時期の周辺物件に比べて、最も好調なペースで推移しました。通常よりも広域からの集客は長寿命化への市場ニーズが潜在的にあることをあらわします。外配管による自由設計の特徴を反映し、工事の間に合うほぼ全住戸に設計変更の依頼があり、建物へのこだわりの多い購入者を集客できたといえます。
また、長期優良住宅や先導事業の広報としても、販売開始以降には、ほぼ月に1件以上の新聞や雑誌等への記事掲載が出来、啓蒙への貢献が出来たものと思います。

提案者のホームページ(実績)

取り組み状況

A: 体制整備やサービスに関わる取り組み(ソフト)

B: 住宅の仕様や設計に関わる取り組み(ハード)

C: A、Bに当てはまらない取り組み、またはA、Bが複合している取り組み


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