平成20年度第2回採択事業においては、従来型の住宅供給の枠組みを超えた、同じ大都市圏という地域で活動する4社の工務店同士がそれぞれの独立性を維持しながら、互いの仕事を評価し、「イコールパートナー」という考え方を軸に競合から協働に発想転換した地域工務店連携モデルを形成した。ソフト面においては地域循環社会の形成のために地元木材事業者と連携し、地域産材の活用と耐久性向上を目指し、独自に構造材の品質担保する方法や住まい手参加型維持管理における「見える化」を推進した。また工務店の弱点であった維持管理・記録保存・流通促進等の住宅履歴について管理方式の共通化を図ると共に、アフターサービス面での「イコールパートナー」効果の共通化を図った。
平成21年度第1回採択事業では、地域産材活用の意味と根拠の明確化、工務店の環境配慮と環境対応力の強化をウッドマイルズや自立循環型住宅などの環境指標を利用し、より具体的に「みえる化」を推進すると共に、住まい手の省エネルギー・資源有効活用の意識を行動へと喚起するために、省エネWebマラソンなどを実施した。
さらに平成22年度第1回採択事業においては、住宅の長寿命化に欠かせない家づくりから家守りへ、さらに中古住宅流通時においても、永続恒常的に管理工務店が付帯している状況を維持するために信託スキームを活用した弊会独自の完成保証制度を構築し、さらにインスペクション方式の統一を図った。
以上の取組みの実現に向けて、東京家づくり工務店の会を一般社団法人化した。
東京家づくり工務店の会が3年連続で採択された「東京/森の木の家プロジェクト」Phase1~Phase3の実践を通じ、一般的に経済的基盤が脆弱な工務店が、地域で協働し、相互補完を可能にしたことで社会に広く長く寄与できる「地域工務店のパートナリングによる新しいビジネスモデル」として、全国の地域工務店へ波及し、結果として住宅の長寿命化を齎すことを切望する。
提案者のホームページ(全体)
採択後の『東京家づくり工務店の会』HPのアクセス数の変化は採択3回の平均値で12%増、HPからの長期優良住宅に関する問い合わせは20%増。
採択前後での見学会の実施は建設過程の公開をおこなうことで30%増。
採択前後での見学会への参加者数に大きな変化は見られなかったが参加者の長期優良住宅への関心は上った。
社内でも工務店各々が提案内容の周知をはかる勉強会を開催し、4社各々と グループ合同での講習会は半年に1回の頻度で行い、採択前の講習会よりも参加者数は微増となる。
提案者のホームページ(実績)